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外壁工事 その3

2017.01.20

今回のブログ担当は、現場監督の北村です。

 

前回のブログでは外壁を構成する素材のひとつ、透湿防水シートについてお話しました。

今回は外壁に求められている性能のうち、最も重要な「雨仕舞」についてです。

 

雨仕舞(あまじまい)とは、「建物の内部に雨水が侵入しないようにする構造や施工方法」のことを言います。

 

 

以下の写真をご覧ください。

DSC_0130

 

これはバルコニーからの雨水を樋に流すための配管です。(ちなみにオーバーフロー管というものです)

壁を貫通する必要がある管のため、適切な雨仕舞が行われていないと雨漏れの原因になることがあります。

この写真では防水テープで覆うようにして防水施工をしています。

 

 

この防水テープ、ただ覆えばいいというものではないのです。

 

外壁材の中に侵入してしまった雨水は、透湿防水シートを伝って、下の写真のように上から下に流れていきます。

 

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もし上下逆さまの状態になっていたらどうでしょう。

 

 

 

dsdft

 

赤丸で囲ったところから雨水が屋内に侵入するかも知れません。

 

 

防水テープは下から貼り上げていくように施工していきます。

そうすれば常に、後に貼ったテープが上に来るようにすることが出来るため、テープの隙間から雨水が侵入するということを、極力避けることが出来るわけです。

 

こういった水の流れ方を考えていくことが「雨仕舞」と言うことです。

 

 

他のところでも


DSC_0149
DSC_0150

 

こんな風に、ウェザータイト(緑のクリアファイルのような、防水が複雑な部分を補強するもの)との隙間を埋めている防水テープも、下にあるテープから順番に貼られているのがわかると思います。

 

 

水には、表面張力という力などが働きますので、ちょっとした隙間や穴でも雨漏れにつながることがあります。

そのため、こんな細かい所まで気を配る必要があるのです。

 

 

今回は自然と戦う見えない細かな工夫「雨仕舞」のお話でした。

 

 

家づくりの参考になりましたら幸いです。

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