オシャレな階段の落とし穴
2020.10.19
こんにちは!
守山設計の井上です。
本日はデザイン階段についてのお話です。
これはあくまで私個人の見方ですので、ご注意くださいね。
カッコいいですねー。
私もこのようなスケルトンの階段は憧れたりします。
ただ導入する上で、少し気に留めておいて頂きたいことがあるので紹介していきますね。
①値段が高い
これは言わずもがな。やはり高いです。いや、私たちも頑張らせて頂いているんですけど、原価が…
②プラン上での制約がある
デザイン階段はその構造上、上部に大きく吹き抜けを設けられる場所がベストです。クロスの修繕などを考えると、階段の左右には十分な空間を設けておくとなお良いですね。無理やり納めると住宅の維持管理に影響が出ます。こういった理由からある程度プランの面積にゆとりを持たせる必要があります。
③昇降時に少し揺れがでる
これも構造上仕方がないのですが、通常の箱階段に比べてどうしても強度的に劣ってしまいます。敏感な方はこういう部分も気に留めて頂くと吉です。
④老後に危ない!
例えば杖を持たざるを得なくなったりすると、蹴込板のないスケルトン階段は一転して危険です。老後は一階だけで過ごすなどの配慮をしておくと良いですね。
とまぁ、ざっと並べてみました。
デメリットになる部分もやはり多いのですが、それらをを把握して適切に配置すれば大きなアクセントになります。造形的な美しさはやはり段違いです。
ただ上るだけ、ではなくそのものをオシャレに見せたり、空間的な広がりを見せるために使ったり、色んな使い方ができそうです。
凝った階段も最近は多いですが、必ず用法、要領をしっかり守ってくださいね。
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