続・耐力壁
2021.01.10
明けましておめでとうございます、設計の井上です。
早いものでもう2021年が始まりましたね。
皆様はどのような年にしたいですか?
私は今年もバリバリ成長していきたいと気を引き締めておりますよ!
さて今回は耐力壁にまつわるエトセトラです。
以前に耐力壁とはなんぞや、という回をお送りしましたが今回はその発展形ですね。
「耐力壁線」とは!?
耐力壁線とは建物の平面を耐力壁によって、区画するためのものです。
いくら耐力壁の強度が高いと言っても、間隔が広く空いてしまえば効果は薄くなります。
なので配置するにしてもある程度のルールがあります。
①各階の各方向(X方向、Y方向)の最も外側の外壁(正確には床)長さの6/10以上で、かつ4メートル以上の有効壁長さを有すること。
※有効壁長さ→耐力壁による壁倍率を加味した長さのこと
②前述の①の平行方向での間隔は8メートル以内に配置すること。
このような規定が「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で規定されています。
正しくは構造区画線と言います。
もちろん上記の条件はあくまで最低条件です。
当然私どもが建てさせて頂くお家はさらに条件が厳しいです。
耐震等級を高めに設定されたいお客様は、このような知識をもっておかれると話がスムーズに進みますよ。
間取りの制約は増えますが、壁線の間隔は細かく設定したほうがより強固な家になります。
壁大事。
これがまた悩ましいのですが、悩むのは私たちなのでお客様はご自由に夢想ください!
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