ピュアパイル工法とは
2021.03.12
どうも建築部の井上です。
本日は地盤改良について少し触れておきますね。
N様邸の地盤改良が完了しました。
こちらはピュアパイル工法にて進めさせて頂きました。
ピュアパイル工法とは地盤に穿った穴へセメントを注入し、その場で柱を作ってしまう地盤改良の一種で、いわゆる一般的なセメント打設による柱状改良(ソイルセメントミルク工法)と比較してメリットの多い工法です。ソイルセメントミルク工法はその場の土とセメントを混ぜて柱を造成するため、腐植土などの軟弱地盤には施工ができません。しかし、ピュアパイル工法は純粋にセメントのみで柱を造成するので、地盤の状況を選びません。造成される柱径も、ピュアパイル工法の方が高品質なコンクリート柱のため細くなり、施工面での影響も少なく残土が出にくいなど、コストパフォーマンスも非常に良いのです。
基本的にはソイルセメントミルク工法の上位互換とも思えるピュアパイル工法ですが、デメリットもあります。そのひとつが、水平力を検討した工法でないということです。改良に関する強度で劣る工法ではないのですが、この点は注意が必要です。たとえば長期優良住宅を採択する際に、上記理由を加味してソイルセメントミルク工法選ばれたりなどを考えると、必然的にコストが上がるということでもあります。
他にも色々な工法がありますがそれぞれのメリット、デメリットを正しく認識し、状況に合わせた工法の選択が重要になります。お客様に関しましても、知ることで不安がなくなったりしますよね。
私どもも家作りに関するプロであり続けるため、日々勉強して切磋琢磨していかねばと思います。
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