寄棟屋根のお家から考える大工のお仕事
2021.10.01
こんにちは!
設計の井上です。
すっかり夏の暑さはなくなりましたね。もう10月なので当然ですけど、月日の流れは早いものです。
さて本日はO様邸の現場レポートです。
最近では片流れ屋根が人気ですが、やはり寄棟屋根というものも良いですね。
日本の住宅と言えば、切妻、寄棟、入母屋などという屋根の印象があります。
屋根の構造上、内部も色々と複雑です。
現在ではプレカット技術の向上は凄まじく、複雑な構造であってもほとんどが対応可能です。
昔の大工さんなんかは指矩(“さしがね”と呼ぶ直角定規みたいなものです)一つでパパっと作っちゃうわけですが、これもまた凄まじいです。
指矩を使って仕事をすることを“規矩術”といいますが、読んで字の如く、本当に術みたいなものです。
三角関数など学術的なものではなく、おそらく経験則から導かれた技の数々が人から人へと伝承されて行き、またそれを発展させたのでしょう。
大工というお仕事の奥深さも凄いですよ!
それではまた!
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