熱交換器型の第一種換気
2016.10.07
こんにちは。今週のブログは設計の安達が担当させていただきます。
今回は「熱交換器型の第一種換気」ついてのお話をさせていただきます。
まず、換気をする目的とはなんでしょうか。現代の住宅では高気密・高断熱化に伴い、化学物質を放つ建
材や家具、生活用品・カビやダニ・一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物といった空気の汚染物質が室内
を汚染しています。これによって起こるのがシックハウス症候群です。
そこで、シックハウス症候群への対策として、化学物質の少ない建材を内装に使用するとともに、室内の
汚染物質の低減を図ることを目的とした換気設備の設置が求められました。
換気では3種類の換気方法がありますが、ここでは排気・給気ともに機械で行われる第一種換気について
説明します。
図)第一種換気の換気方法
第一種換気の大きな特徴として次の3つがあります。
1つめは、第一種換気が換気方式の中で最も確実な換気が可能で空気の流れが制御しやすいこと。
これは、排気及び給気のどちらか一方が機械で管理されている第二種・第三種換気に対し、第一種換気で
はその両方を機械で管理することで、より計画的な換気を行うことが出来るからです。
2つめは、比較的低気密の住宅でも安定した換気効果が期待できること。
3つめは、熱交換器システムによる快適な空気環境をつくること。
この熱交換器システムとは、換気の際に家の外に捨てる空気から家の中に取り込む空気の熱を交換させる
ことが出来ます。これによって、室内外の温度差に対応し、快適な空気環境を創りだすことが出来るとと
もに、冷暖房コストも抑えられます。また、遮音効果が高いので、室外の騒音も和らげることが可能で
す。
写真1)熱交換器ユニット
写真2)吸気機器が各居室に設置されています。
この熱交換器を搭載した第一種換気をクラッシーでは採用しております。
実際に見ていただくことも可能なので、ぜひ一度、展示場にお越し下さい!
エールコーポレーションでは、少しでもより良い商品をご提案、施工してまいります。家づくりの参考になりましたら幸いです。滋賀で注文住宅をするならエールコーポレーションへ!!!