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バルコニー防水工事

2016.10.14

今回のブログ担当は、現場監督の北村です。

 

今回は、バルコニー防水工事についてお話します。

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高いところから景色を見下ろせる、大変ロマンのあるバルコニーですが、実は建築物にとってバルコニーは厄介な存在です。

 

バルコニーは「外にある床」と言えますが、床を構成している木材や、コンクリートは雨に弱い素材です。

同じように外にある壁や屋根はそれぞれ雨に強い仕上材で覆うことで対策をしてきましたが、バルコニーではそれが出来ません。

 

あくまでもバルコニーは「床」であって、人が上で活動することが出来なくてはならない、つまり「平らでなくてはならない」という条件があるのです。

しかし、平らだと水を流して排出することが出来ず、水が溜まってしまいます。

こうなると外壁や屋根のような素材を使った仕上げでは、つなぎ目や隙間から水が漏れてしまうのです。

 

そのため、特殊な防水工事が必要になってきます。

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弊社が採用しているのは、FRP防水という方法です。

FRPとは、繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略です。

隙間からの漏水を防ぐため、「現場で隙間のないプラスチックを成形してしまおう」というやり方です。

 

プラスチック(ポリエステル樹脂)は柔らかいため、人が乗るには、ガラス繊維などを混ぜて強くする必要があります。

上の写真は、硬化後のFRPです。

ガラス繊維は、マット状の塊を使用するので継ぎ目のようなものが見えてきます。(間はプラスチックが埋めているため隙間はありません。)

この状態でも防水性能はほぼ100%発揮しているのですが、見栄えが悪く、またFRPはプラスチックなので紫外線に弱いという性質を残しています。

そのため、この上に灰色のトップコート剤を塗布して、FRP防水は完成です。

 

(トップコート剤は経年劣化で割れてくるため、定期的なメンテナンスが必要です。)

 

FRP防水は非常に性能が高く、船などにも使用される優秀な防水です。

今回は、家を雨から守ってくれているFRP防水のお話でした。

 

家づくりの参考になりましたら幸いです。

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