構造の要
2017.12.08
今週の建築徒然日記は設計の山本がお届けします。
構造の要として、金物についてお話しいたい思います。
接合金物の種類を決めるのは、N値計算によって求めます。
【N値式】
N値=絶対値{(A壁の倍率±補正値)ー(B壁の倍率±補正値)}×周辺押係数
+絶対値{(C壁の倍率±補正値)ー(D壁の倍率±補正値)}×周辺押係数ー荷重押係数
(計算式だけで、その他に必要な係数等は省略しております。)
で求めることができます。上記の計算式で柱1本1本計算していきます。
今はパソコンがあるので、楽になっていますが昔は手計算だったので家一軒するのに半日ぐらいかかっていたと思います。
上記で求めたN値によって、数字に対応した金物を表から選定します。
例えば、記号がVだと、V字金物になり、4だと20KNの引寄せ金物となっていきます。
↑金物の設置の写真です。
金物が設置できたら、いよいよ中間検査になります。
壁を施工してしまうと金物が見えなくなってしますので、検査が合格でないと次の工程に
進むことができません。
家づくりの参考になりましたら幸いです。
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