防蟻処理(シロアリへの対策)
2016.11.11
今回のブログ担当は、現場監督の北村です。
前回のブログでは品質表示マークについて書きました。
今回もその続き、「防蟻処理」についてのお話です。
まずはこの漢字、「ぼうぎ」と読みます。
読んで字の如く、木材に施す「シロアリを防ぐ処理」です。
写真は、新築現場の柱に防蟻処理が行われた旨の紙が貼られているところです。
前回のブログの品質表示マークと同じように、シールが剥がれてしまっていたりすることがありますが、弊社では全棟必ず施工しているためご心配頂く必要はありません。
この防蟻処理、法律で定められた工程になります。
◎建築基準法施行令 第49条第2項
構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から一メートル以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。
シロアリは湿気の多い木材を好み、木材を食い散らかして家を脆くしてしまう生物です。
そんなシロアリから、地面付近の湿気が多いところの重要な木材を守ろうという法律です。
余談ですが…
よく似た生物に「アリ」がいますが、この「アリ」はハチ目に属していて、「羽のない蜂」です。
シロアリも名前からは「アリ」の仲間と思われがちですが、このシロアリなんと…
ゴキブリの仲間です。
そのためか、防蟻処理の薬剤はある程度ゴキブリにも効果があるようです。
本題に戻りまして
防蟻処理は、薬剤を直接木に注入したり、周りに散布したりする処理がほとんどです。
処理自体は時間もあまり掛かりません。
ただ、人間に害のないレベルの薬剤を使用するため、あまり効果が長続きしません。
5~10年の辺りで効果が弱まってくるため、効果を維持させるためには再施工を行う必要があります。
お値段はある程度するものですが…これを行うことで一生ものの家を守ることが出来るものですので、是非ご検討頂ければと思います。
今回は家の耐久性を脅かす害虫シロアリへの対策のお話でした。
家づくりの参考になりましたら幸いです。
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