外壁工事 その2
2017.01.06
新年明けましておめでとうございます。
今年もエールコーポレーションをどうぞ宜しくお願い致します!
今回のブログ担当は、現場監督の北村です。
前回のブログでは、外壁の素材のお話をしました。
今回は、その続き、施工のお話です。
外壁屋さんのお仕事は、以前のブログでお話した「上棟」の数日後に行われる、「透湿防水シート貼り」から始まります。
弊社では上棟日に、柱、梁などの外側に構造用合板(外周合板)を張っています。
その合板の上に透湿防水シートを貼っていきます。
下の図は、壁の断面図(壁を切断した切り口です!)です。
壁の中はこんな順番でいろんなものが取り付けられています。
透湿防水シートとは、ポリエチレン製の不織布で出来た「水は通さないけど、湿気は通す」画期的な素材です。
窯業系サイディングなどの仕上材が基本的には雨を防いでくれるのですが、換気のために開けている穴や、外壁が劣化して出来たヒビ割れなどから侵入してきた水に対しての対策となります。
防水材は他にもたくさん種類がありますが、湿気も通さない素材が多いです。
なぜ湿気を通す素材を使うのか…
今回の図で青く塗りつぶされている部分は「通気層」と呼ばれる、外気が通り抜けることが出来る範囲です。
(通気見切り→通気層→通気見切り他 の順に外気が流れます。)
室内側には、大切な木材を腐らせたりしてしまう余分な湿気が存在します。
この通気層を外気が流れるときに、室内の余分な湿気を排出してくれるのです。
このように外壁内部でも、室内や建物の構造体が最適な状態を保てるよう、様々な工夫がされています。
そんな工夫を少しずつ紹介していければと思います。
今回は、不思議な素材、「透湿防水シート」のお話でした。
家づくりの参考になりましたら幸いです。
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